木桶ワイン②

夏の終わりからひたすらワインを仕込んでおります。これから専用赤品種のピークを迎えます。

昨年(2016年)晩秋に、伊那市よりお預かりしました檜のワイン桶。昨シーズンはブドウに間に合わず売店のオブジェとなっておりましたが、今年は出番となりそうです。伊那市内で栽培されている赤ワイン品種メルローが入手できることになりましたので、「伊那市の木材で伊那市のブドウを伊那市で醸す」が実現しそうです。収穫は今月20日前後とのことですので、木桶の準備に入りました。まずは水を入れてみて漏れが無いか数日観察。そして「容器検定」といいまして、満量に水を張ってから一定量づつ汲みだしては深さを測って2mm刻みでの容量を計算した製造設備申告書を税務署へ提出します。これでお酒の容器として使用が可能となるわけです。漏れが無くまずは一安心。メルローの一次発酵に用いてみて、木材の香りの様子を見ながら次の工程にも使ってみたいと思っています。出来たワインが通常と変わらない物でも不満だし、檜の香りが出てしまっても困るし。どんなものになるのでしょうか。

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