op.12 「2015紅玉シードル」

P8071094375ml入りです。1000円(消費税別)※完売しましたm(__)m

2014年の紅玉シードルと同じイメージで作りました。原料の紅玉リンゴは長野県の佐久平より購入したものです。瓶内で二次発酵をさせてその際に出る炭酸ガスをワインの中に閉じ込めていますので、栓を開けた時に泡が出ます。瓶に詰める時のワインの糖分はわずかなものなのですが、この微妙な差が泡の量やオリの量を変化させています。昨年のシードルは泡の量が多すぎて、栓を開けたらこぼれてしまったとの話をお聞きしましたので、2015年産は少し控えめにしてみました。オリの量も少なく安心して買っていただけるポイントに落ち着いた様子です。紅玉100%にこだわったのはやはり酸味の鋭さで特徴を出したかったからですが、出来立ての冬場に確認したときは少し痩せすぎて酸がとんがってしまった感じがしました。これも昨年の経験から得た知恵で、夏を迎えると全てが丸く収まることを期待して蔵の隅っこで寝かせて置き、真夏の時期に発売となりました。比較的ノーマルな状態で造りましたので妙なクセはなくスッキリとした酸味を味わっていただけます。2015シナノゴールドシードルのような異端児的な冒険心はありませんが、紅玉シードルも本来のりんごの酸味をそのまま押し出した特徴あるシードルであると思います。